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伝説の選手 ロジャー・フェデラー

史上最強のオールラウンドプレイヤーと言われるロジャー・フェデラー。

全てのショットが最高ランクと評価される彼ですが、永遠のライバル、ラファエル・ナダルと対決するときにのみ露呈してしまう弱点がありました。

 

それは「片手のバックハンドの高い打点」でした。

 

ナダルのフォアハンドからくり放たれる人間離れしたヘビースピンは、片手バックのフェデラーにとっては、ベースラインで戦うには厳しすぎる高さと威力なのです。

 

片手バックの泣き所

片手バックプレイヤーならわかると思いますが、高い打点を片手バックで打つのって、すごく難しいのです。

(かくいう私も片手バックプレイヤーなので、すごくわかります)

 

本来は一級品の片手バック

フェデラーの片手バックハンドは、決して弱いわけではありません。

むしろ、男子プロの中でも、そのコントロール、精度、威力、スライスショットとの組み合わせ、守備力、タイミング、、、どれをとっても超一級品。

全然メインの武器として使っていけるレベルなのです。

 

参考までに、下記の動画をご覧ください。

↓↓↓

 

 

いかがでしょう、とんでもないショットですよね。

こんなの簡単に打たれたら、相手選手にとっては嫌でたまりません。

 

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ナダル相手だと途端に弱点になっていた

ところが、これがナダル相手だと事情が変わってきます。

下記の動画をご覧ください。

↓↓↓

 

 

どうでしょう、さっきの動画と比べると、あのフェデラーがバックハンドを狙われ、打ちあぐねているのがわかります。

ナダルの守備力の高さも考慮すると、簡単にバックでリスクを負って攻めていくことができないのです。

ナダルは長年この「フェデラーのバックにスピンボールを集める」という戦法を使って、全盛期のフェデラーとの対戦成績を勝ち越しています。

 

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長い年月を経て

ところが、今年2017年の1月に行われた全豪オープン決勝。

見事、怪我から復活したフェデラーとナダル。2人のレジェンド対決に注目が集まったこの試合は、見事フェデラーがナダルをフルセットで下し、長年の雪辱を果たしました。

 

ナダルは相変わらずフェデラーのバックにスピンボールを集めていましたが、フェデラーは見事にこれを攻略しました。

その要因はなんだったのでしょう。

 

全豪オープン2017 決勝 ハイライト投稿一覧

↓↓↓

 

 

私の主観ですが、大きな要素としては3つあると思います。

  • ①長きにわたるナダルからの執拗なスピンボールの攻めを受けたおかげで、スピンボールに対する感覚と耐性がついた。ショットの質自体が進化した。
  • ②無理にバックから攻めにいかず、相手にハードヒットさせないレベルは維持してしっかり深く入れて返すように徹底していた
  • ③ ②と緩急を併用し、ナダルの球が浅くなったらすぐにタイミングを早めてダウンザラインとショートクロスに打ち込み走らせた。

 

①は本当にナダルのおかげでフェデラーのバックが進化したといえる要素だと思います。

もともと天才的なショットメーカーだったフェデラーをナダルが更なる境地に目覚めさせてしまったのです。

 

②と③はベテランのフェデラーの巧みな戦術です。

これまでの試合を受け、自分のバックミスで自滅するポイントが多いことを自覚していたフェデラーは、攻めるところと守るところを見極め、可能な限りリスクとリターンのバランスの調整を極めてきた感じでした。

 

試合後の会見で、「ナダルがいなかったら今のレベルの自分はいない」と話していたフェデラーですが、本当にそうなんでしょう。

ナダルがいたから、フェデラーはここまで強くなったし、35歳となった今でも進化し続けるのです。