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作品は実話がもとに

毎年大いに注目されるアカデミー賞の最重要部門・作品賞ですが、第89回の受賞はムーンライトでした。

このムーンライトという映画では、フロリダのマイアミという町の近くにある黒人だけが住む町を舞台に、貧しい1人の黒人少年の成長が小学校、高校、大人という三段階で描かれているのですが、なんとこの物語が実話だという話があるのです。

 

作品ができるまでの過程

 

なぜこの作品を自分が担当?

バリージェンキンス氏
出典:http://cineasta-i.com/wp/wp-content/uploads/2017/03/barry_jenkins-1.jpg

 

その真相はこの映画の成り立ちにありました。

この映画の監督を務めたバリー・ジェンキンスさんという方は、最初にこの作品のシナリオを見た時点ではこれは自分に関係ない話だと感じたそうです。

 

この原作を書いたのはタレル・アルヴィン・マクレイニー氏さんという方です。

 

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同じ人種ではあるが

タレル・アルヴィン・マクレイニー氏
出典:http://img.eiga.k-img.com/images/person/300387/32583f0814f92a22/320.jpg?1488268413

 

この人自身はゲイで、自分自身の子供の頃の話からアイディアを得て原作を書いていました。

物語の舞台となっている町も実際にあるリバティー・スクエアというところです。

バリー・ジェンキンスさんは黒人なのですが、自分はゲイではないからと、関係のない話だと感じたのです。

 

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原作者との共通点

しかし、その原作を読み、それを書いたタレル・アルヴィン・マクレイニーさんのことを知り、バリー・ジェンキンスさんは非常に驚きました。

実はタレル・アルヴィン・マクレイニーさんとバリー・ジェンキンスさんは歳が1才違いで、同じ町に生まれ、同じ小学校に通っていたのです。

フロリダのリバティー・スクエアというところにあったわずか750世帯ほどのうちのどこかに、2人とも子どもの頃に住んでいたということです。

さらに、この作品のタレル・アルヴィン・マクレイニーさんの過去をもとにした主人公の少年は、母親が麻薬中毒になり、子どもの頃に育児放棄をされてしまい、親戚のところや施設に預けられたりするなどして大変な目に遭うのですが、バリー・ジェンキンスさんもまた、主人公の少年と同じような子ども時代を過ごしていました。

 

生まれた使命感


出典:https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/cinematoday/cinematoday_N0090082_0.jpg

 

これは自分がやるしかないとバリー・ジェンキンスさんは強く感じ、ムーンライトという映画は作られることとなったのです。

ムーンライトのアイディアの発祥はタレル・アルヴィン・マクレイニーさんの、リバティー・スクエアで過ごした子ども時代でしたが、その経験はとても運命的な形でバリー・ジェンキンスさんのものと重なりました。ですから、ムーンライトという映画は、原作者であるタレル・アルヴィン・マクレイニーさんと監督を務めたバリー・ジェンキンスさんの2人にとっての実話であるともいえる作品なのです。